じいちゃんとの思い出・・・つづき

この、2人で行った「釣果ゼロの釣り」が
私にとって忘れられない、じいちゃんとの思い出だ。

フェラーリ(軽トラック)に乗って、海までのドライブ。
車中も、とくに何を話すわけでもない。

全開にした窓から入ってくる心地よい潮風と
道路のでこぼこをしっかり拾ってくれるフェラーリ(軽トラック)
の乗り心地を味わいながら見た風景。

今まで経験したことのない心地よさを感じることが出来た。

海へ行き、釣り糸を垂らす。
ゆっくりと流れる時間に身を任せ、時々とられてしまった餌を
じいちゃんにつけてもらう。

そして、また釣り糸を垂らす。

2人そろって、その繰り返し。
ただただ・・・・・海を眺めて過ごした。

なんてことはない。
ちょっとした祖父と孫の休日の光景かもしれない。

でも、私にとってじいちゃんと2人きりで過したこの時間は
穏やかに、しっかりと、記憶に刻まれている。
広い海、キラキラした魚の目、赤銅色のじいちゃんの大きな手。
フェラーリ(軽トラック)の乗り心地・・・・。

優しい気持ちや、愛情は、言葉を交わさなくても
感じられる瞬間があるのだなあ・・・と思えた。
本当にいい時間だった。

思えば、あれから、まともに田舎に帰っていない。

2年前の結婚式にも、じいちゃん、ばあちゃんは
高齢のために来られなかった・・・。

そして、昨年3月の震災。
海沿いではないものの、震源地である宮城県。
家の中は大変な状態だったと聞いた。

心の中で、会いたいと思いつつも・・・
日々のいろいろにかまけて今に至っている。

あの釣りにいった頃の自分とは、
もう年齢もずいぶん変わってしまったけれど・・・

気持ちは何も変わっていない。
今年こそ・・・帰れるかなあ・・・。


あのときのことを、覚えているか聞いてみたい。
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by zakkanobrass | 2012-06-27 15:00 | ヘナチョコ日記(日々徒然)

台東区小島の小さな雑貨店


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