湯船で思い出した!強かった自分
2016年 06月 10日
昨日、お風呂でポンと思い出したことを書いてみることにする。
高校の頃、女子バレー部のマネージャーをしていた。
2年生の終わり頃だったか・・・・正確な時期は全く覚えていないけれど
同期の部員が全員やめてしまうという事件が起きた。
これだけ衝撃的な事件が起きたというのに、私は当時のことを
前述したように、もう断片的にしか覚えていない。(笑)
高校生といったらプライベートもいろいろ充実させたい年頃だ。
それなのに、毎日毎日休みなく厳しい部活でゲキを飛ばされ、しごかれていたら
部活に疑問を持つのはなんら不思議ではない。
そして、同期の彼女たちも結果的に例外ではなかったということだ。
1年生の頃から苦楽を共にし、プライベートでもいつも一緒。
よーく遊んだ仲間だったから、もちろん悲しかったし、辛かったのは事実だけれど
裏切られたとか、取り残されたとか、そういう気持ちはまるでなかった。
それぞれがじっくり考えて決めた結果だと十分理解していたからだ。
その騒動が終わってすぐに、私は監督に呼び出された。
監督は体育科の先生ではなく古典の先生だったから
呼び出されるのは体育教官室ではなく、いつも職員室だった。
校内放送で呼び出される。監督の声で
「女子バレー部の○○、今すぐ職員室〇〇まで」
これが聞こえると、私は何よりも急いで職員室へ向かう。
職員室の前で一礼し、大きな声で「失礼します!」と言う。
職員室に入る時、大きい声を出すのはだいたいバスケ部かバレー部だった。
これはもうごくごく自然な動きとして身についていた。
監督の目の前に進むと前置きなく会話が始まった。
「美和、お前はやめないのか、あいつら全員退部届持ってきたぞ。」
「私はやめません。」
「・・・・・お前ひとり残ってどうするんだ、マネージャーだろ」
「1年生がいます。」
「1年がいるったって・・・あの人数じゃ大会にも出られないぞ」
「はい。わかってます。」
「・・・・・それでもやるのかよ。目指す物もないのに。」
「はい。お願いします。」
私は出て来る涙を一切ぬぐわずに監督の前で頭を下げた。
部長としても廃部にだけはしたくないという気持ちだった。
辛いと思うことは山ほどあったけれど部活が好きだったし
監督や先輩をとても信頼していた。
だからこれ以上残念な想いもさせたくなかったのだ。
結果的に監督は練習を見てくれることになった。
かなり強引なチームではあったけれど、3年になった私の引退試合として
大会に出ることも出来た。
何故か、昨晩、湯船につかっている時にそのことをワーッと思い出した。
あの時の自分がどうしてそんなに強かったのか・・・わからない。
今の自分に同じことが出来たかと考えると・・・到底自信がない。
若かったからなのか、必死だったからなのか・・・・。なんだろう。
自分が一番強かったのは、高校生のあの時期だったのかもしれない。
全く関係ない(笑)鮭の粕漬け。美味しかった!やはり酒粕の力は偉大。
最近買った本。きょんきょんの。(笑)やっぱりこの人はただのアイドルではなかったと!面白く読みました!
高校の頃、女子バレー部のマネージャーをしていた。
2年生の終わり頃だったか・・・・正確な時期は全く覚えていないけれど
同期の部員が全員やめてしまうという事件が起きた。
これだけ衝撃的な事件が起きたというのに、私は当時のことを
前述したように、もう断片的にしか覚えていない。(笑)
高校生といったらプライベートもいろいろ充実させたい年頃だ。
それなのに、毎日毎日休みなく厳しい部活でゲキを飛ばされ、しごかれていたら
部活に疑問を持つのはなんら不思議ではない。
そして、同期の彼女たちも結果的に例外ではなかったということだ。
1年生の頃から苦楽を共にし、プライベートでもいつも一緒。
よーく遊んだ仲間だったから、もちろん悲しかったし、辛かったのは事実だけれど
裏切られたとか、取り残されたとか、そういう気持ちはまるでなかった。
それぞれがじっくり考えて決めた結果だと十分理解していたからだ。
その騒動が終わってすぐに、私は監督に呼び出された。
監督は体育科の先生ではなく古典の先生だったから
呼び出されるのは体育教官室ではなく、いつも職員室だった。
校内放送で呼び出される。監督の声で
「女子バレー部の○○、今すぐ職員室〇〇まで」
これが聞こえると、私は何よりも急いで職員室へ向かう。
職員室の前で一礼し、大きな声で「失礼します!」と言う。
職員室に入る時、大きい声を出すのはだいたいバスケ部かバレー部だった。
これはもうごくごく自然な動きとして身についていた。
監督の目の前に進むと前置きなく会話が始まった。
「美和、お前はやめないのか、あいつら全員退部届持ってきたぞ。」
「私はやめません。」
「・・・・・お前ひとり残ってどうするんだ、マネージャーだろ」
「1年生がいます。」
「1年がいるったって・・・あの人数じゃ大会にも出られないぞ」
「はい。わかってます。」
「・・・・・それでもやるのかよ。目指す物もないのに。」
「はい。お願いします。」
私は出て来る涙を一切ぬぐわずに監督の前で頭を下げた。
部長としても廃部にだけはしたくないという気持ちだった。
辛いと思うことは山ほどあったけれど部活が好きだったし
監督や先輩をとても信頼していた。
だからこれ以上残念な想いもさせたくなかったのだ。
結果的に監督は練習を見てくれることになった。
かなり強引なチームではあったけれど、3年になった私の引退試合として
大会に出ることも出来た。
何故か、昨晩、湯船につかっている時にそのことをワーッと思い出した。
あの時の自分がどうしてそんなに強かったのか・・・わからない。
今の自分に同じことが出来たかと考えると・・・到底自信がない。
若かったからなのか、必死だったからなのか・・・・。なんだろう。
自分が一番強かったのは、高校生のあの時期だったのかもしれない。
全く関係ない(笑)鮭の粕漬け。美味しかった!やはり酒粕の力は偉大。
最近買った本。きょんきょんの。(笑)やっぱりこの人はただのアイドルではなかったと!面白く読みました!
by zakkanobrass
| 2016-06-10 16:00
| ヘナチョコ日記(日々徒然)